ご葬儀の準備は、季節によって、気を配りたい点が少しずつ変わります。夏はお身体の保冷のためのドライアイスなど安置するお部屋を涼しくすることが大切です。冬は火葬のご予約が集中しやすいため、日程の見通しを早めにもつことが安心につながります。
市川市で近しい方のご葬儀をあげることになった場合、そもそも何から手をつければよいのか、わからない方は多くいらっしゃいます。ご心配なことがあれば、まずはご相談ください。状況やご意向をお聞きしたうえで、落ち着いて手続きを進められるように藤井祭典がご案内します。
著者|室井
藤井祭典
市川市の方々と共に50年。“小さな葬儀社だからこそ、小さなところまで気づける”運営を続けています。
その専門知識と経験をいかし、市川市を中心に、葬儀に役立つ情報をわかりやすく発信しています。
市川市で知っておきたい、季節で変わる葬儀の日程
季節により、火葬の順番や安置(お亡くなりになった方を、火葬の日まで安静にさせること)のタイミングが変わります。
以下の表を目安に、少し早めのご準備をご検討ください。友引や年始の直後は混みやすい日が続くこともあります。
| 項目 | 夏 | 冬 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 火葬の予約 | 比較的取りやすい | 希望時間が取りにくい | 友引や年始前後は集中しやすい |
| 安置の考え方 | 保冷を手厚く行う必要がある | 待機日数に備える | お身体の保冷のためのドライアイスや冷蔵安置を活用 |
| 休場日の影響 | 影響は限定的 | 影響が出やすい | 前後の日程が混みやすい |
※休場日とは火葬場・斎場(葬儀場)が運用停止の日のことです。
日本では死亡から24時間は火葬ができません。どの季節でも、最短でも翌日以降の火葬となります。
死亡から火葬までの基本と手続き
全国共通の決まりと、市川市での運用の傾向をふまえてご案内します。
法律上、死亡から24時間は火葬ができません。まずは安置場所の確保と、死亡診断書・死亡届の準備を整えます。死亡届のご提出や火葬許可の取得は、藤井祭典が代行いたします。
| 段階 | すること | 要点 |
|---|---|---|
| 1 | 死亡診断書を受け取る | 原本を折らずに保管する |
| 2 | 葬儀社へ連絡し搬送と安置 | ご自宅か安置施設を早めに決める |
| 3 | 死亡届の作成と提出 | 記入は案内に沿って。提出は通常葬儀社が代行 |
| 4 | 火葬許可の取得と予約 | 季節と空き状況に合わせて日程を確定 |
ご不明な点は、どうぞ藤井祭典までおたずねください。必要な手順から順に整えます。
電話で無料相談する
メールで葬儀の相談をする
なぜ冬は火葬の予約が取りにくいのか
冬は亡くなる方が増えやすく、火葬の需要が高まります。友引や年始の休場が重なると前後に予約が集中し、首都圏は人口が多いため昼前後の時間帯に希望が集まりやすく、予約が取りづらくなります。
早朝や午後の遅めの時間帯を柔軟に候補にする
友引や年始の前後を避けた候補日を複数用意する
近隣の火葬場の空きも同時に照会する
直葬や一日葬など、ご葬儀の内容を見直す
安置と保冷先を先に確保し、落ち着いて準備する
こうした対応により、冬でもご希望に近いお日にちでのご予約につながることがあります。
藤井祭典が空き状況を随時確認し、最短とご意向の両立をご提案します。候補日が未定でも、どうぞご相談ください。
季節にあわせた安置と日程の整え方
夏は気温が高いため、保冷をていねいに行うことが大切です。冷蔵安置やお身体の保冷のためのドライアイスの追加を、早めに判断します。
冬は保存環境の負担は軽めですが、火葬場の予約がすぐに取れないことがあり、その間お待ちいただく期間が生じやすいため、日程の幅を持たせて検討します。
火葬そのものの所要時間はおおむね一時間半ほどです。
「葬儀での夏と冬の行動の違い」を知っておくと、無理のない段取りが組めます。ご遺族様の体調やご事情を最優先に進めていきましょう。
電話で無料相談する
メールで葬儀の相談をする
よくある質問
火葬までにかかる日数は?
法律で死亡後24時間は火葬不可。市川市では季節や斎場の混雑で数日〜1週間程度かかる場合があります。
安置時の保冷で何をすべき?
夏はドライアイスや冷蔵設備のある安置室で丁寧に保冷する事が重要ですが、冬でも保冷は必要です。葬儀社が適切な方法を提案します。
友引はどう扱われますか?
多くの公営斎場で友引や年始は休場のため、前後に予約が集中します。候補日を複数用意し近隣施設も検討してください。
藤井祭典での事例
市川市斎場での家族葬
市内の病院でご逝去された80代の男性は、近隣でボランティアに親しまれた穏やかな方でした。藤井祭典が搬送・安置を行い、市川市斎場で家族葬を実施しました。通夜を行わず親族のみで故人の写真や愛用品を飾って静かにお別れし、死亡後24時間経過後に火葬を手配。夏場だったためドライアイスで丁寧に保冷行い、親族は式後に控室で故人の思い出を語り、藤井祭典の担当者が手続きや火葬場の案内、香典返しや会計まで一貫してサポートしました。
藤井祭典(自社式場)での一日葬
市内の介護施設で穏やかに息を引き取られた90代の女性は、園芸が趣味で親戚と近所に笑顔で知られていました。藤井祭典の自社式場(一日一組)を利用して一日葬を実施。朝に搬送・安置し、祭壇には生前好まれた花を中心に飾り、親族のみで式を執り行い、当日中に市川市斎場で火葬手配を行って静かにお見送りしました。火葬許可の取得や火葬場への搬送も速やかに進め、会計や返礼品の手配まで一貫してサポートしました。
まとめ
市川市の葬儀では、夏と冬で火葬や安置の準備が変わります。冬は火葬の予約が集中しやすく、夏はお身体の保冷を念入りに行う必要があります。
死亡から火葬は法律で24時間以上が必要で、最短でも翌日以降の火葬になります。候補日を複数用意し、葬儀社と早めに調整することで落ち着いて進められます。
監修者|高橋 亮

株式会社ディライト 代表取締役
高橋 亮
葬儀業界専門の集客支援や人材サービスを手がける株式会社ディライト代表。葬儀・供養分野に特化したWebサービス「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」などを運営し、業界のデジタル化を推進している。
著書『後悔しない葬儀とお墓選び』(クロスメディア・パブリッシング)はAmazon冠婚葬祭部門で1位を獲得。
2025年8月26日にはフジテレビ『サン!シャイン』にてコメンテーターとしてテレビ出演。

