市川市で行う終活|トラブルにならないための葬儀と相続について

ご葬儀や相続の場面では、まず「何から始めればいいのか分からない」と感じる方が多くいらっしゃいます。
特に銀行口座の扱いや必要書類の準備は、初めての方にとって戸惑うことが多い部分です。

この記事では、市川市で行う終活について、手続きの進め方を中心に、今日から実行できることと今後の見通しを整理しています。
戸籍の集め方や、葬儀費用を支払う際に使える「仮払い制度」、窓口で気をつけたい点を分かりやすくお伝えします。
安心して一つずつ進められるように、順を追ってご説明いたします。

著者|室井

藤井祭典

市川市の方々と共に50年。“小さな葬儀社だからこそ、小さなところまで気づける”運営を続けています。
専門知識と経験をいかし、市川市を中心に、葬儀に役立つ情報をわかりやすく発信します。
終活の制度・費用・手続きのつまずきやすい所を、実例を交えてていねいにお伝えします。


目次

銀行口座凍結について

口座凍結の仕組みと基本の考え方

銀行では、故人さま(お亡くなりになった方)のご逝去事実を知った時点 で、その名義の口座からお金が引き出せないように手続きを行います。
これは「口座凍結」と呼ばれる仕組みです。

ただし、すべての銀行が同時に凍結するわけではなく、手続きや連絡の時期によって違いがあります。
凍結は、不正な引き出しを防ぐための大切な措置です。まずは落ち着いて、どの銀行にどの口座があるかを一覧にして整理することから始めましょう。

銀行口座が凍結された場合

凍結される範囲と例外

凍結の対象は、普通預金・定期預金・貯蓄預金などです。
凍結後は、出金や振込、自動引き落としができなくなることがあります。

また、証券口座も同様に新しく取引はできなくなり、名義変更や換金は相続手続きのあとに行われます。
共同名義の口座や代理人カードでも凍結される場合があります。

このように銀行によって扱いが異なるため、まずは窓口で「どの範囲が対象になるのか」を確認することが大切です。

葬儀費用に使える仮払い制度

相続の手続きが終わる前でも、葬儀費用や入院費用に充てるために、金融機関から一定額の払い戻しを受けられる制度があります。
これは「仮払い制度」と呼ばれ、銀行によって差がありますが、上限はおおよそ150万円が目安です。

申請には、戸籍一式や法定相続情報一覧図、本人確認書類、銀行指定の書類などが必要です。
窓口で予約の有無を確認しておくと、手続きが一度で済みやすくなります。

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市川市の銀行での手続きと必要書類

基本書類と相続人の確定

多くの銀行で必要になるのは、以下の書類です。

・被相続人(お亡くなりになった方)の戸籍一式または法定相続情報一覧図
・相続人全員の本人確認書類と印鑑証明
・通帳やキャッシュカード
・銀行所定の申請書

遺言書がある場合は、内容によって流れが変わります。
公正証書遺言なら検認(家庭裁判所で内容を確認する手続き)は不要ですが、法務局に預けていない自筆証書遺言の場合は必要です。

ご不安な方は、事前に銀行へ連絡し、必要書類や進め方を確認しておくと安心です。

手続き期限の目安主な窓口
死亡届の提出死亡日から7日以内市川市役所など
相続放棄・限定承認相続開始を知ってから3か月以内家庭裁判所
相続税の申告・納付相続開始の翌日から10か月以内税務署
相続登記の申請取得を知ってから3年以内法務局
未支給年金の請求5年以内年金事務所

分かりにくい点は整理して、ひとつずつ進めることが大切です。
ご不明なことがあれば、藤井祭典へ安心してお尋ねください。

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預金以外の資産や負債の整理

証券・不動産・借入・年金の基本

不動産の相続登記は義務化され、取得を知ってから3年以内に申請が必要です。
登録免許税は、固定資産税評価額の0.4%が基本です。

証券や借入金については、契約書や口座を整理して確認し、必要に応じて相続窓口へ連絡します。
年金についても、停止の手続きと未支給年金の請求が必要です。未支給分は5年以内に請求できます。

これらの情報を一覧にしておくと、手続きが落ち着いて進められます。
藤井祭典では、必要書類の整理や実務的な準備をお手伝いしています。

藤井祭典での事例

藤井祭典八幡斎場での家族葬

70代の故人さまは地域活動に熱心な方で、ご葬儀の際は藤井祭典八幡斎場を貸し切り、園芸や写真を飾った家族葬を行いました。その際ご遺族様より「どの口座から葬儀費用を支払えばよいか分からない」「戸籍はどこまで集めればよいのか不安」といったお悩みがあったため、市川市で必要になる戸籍一式の集め方や、故人さまの口座から葬儀費用を支払うための仮払い制度の流れをご説明しました。
ご家族がゆっくりお別れできるよう式場の配置や進行を工夫し、ご葬儀後には感謝のお言葉をいただきました。

藤井祭典八幡斎場での一日葬

90代の故人さまは、手芸や音楽がお好きだった方で、祭壇まわりには作品や愛用のCDを飾った温かい雰囲気の一日葬となりました。ご家族のご負担を抑えたいとのご希望から、式は午前中に行い、そのまま火葬場へ向かうシンプルな流れに整えつつ、短い時間でもゆっくりお別れできるよう献花やご挨拶の時間を長めにお取りしました。
葬儀後には、「このあと役所や年金、銀行の手続きは何から始めればよいのか分からない」というお悩みをご相談いただいたため、市川市で必要になる届出や主な期限をお伝えしました。年金の停止など手続きを一つずつ確認しながら、無理のないスケジュールで相続の準備を進めていただけるようサポートさせていただきました。

まとめ

市川市でのご葬儀や相続手続きは、戸籍の準備や口座の整理など、初めての方にとって分かりにくい部分が多いものです。
安心して手続きを進めるためには、まずは状況を落ち着いて整理し、必要な書類を一つずつそろえていくことが大切です。

ご心配なことがあれば、どんな些細なことでも藤井祭典へご相談ください。
市川市で培ったこれまでの経験をもとに、安心して進めていただけるようお手伝いします。

監修者|高橋 亮

株式会社ディライト 代表取締役
高橋 亮

葬儀業界専門の集客支援や人材サービスを手がける株式会社ディライト代表。葬儀・供養分野に特化したWebサービス「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」などを運営し、業界のデジタル化を推進している。
著書『後悔しない葬儀とお墓選び』(クロスメディア・パブリッシング)はAmazon冠婚葬祭部門で1位を獲得。
2025年8月26日にはフジテレビ『サン!シャイン』にてコメンテーターとしてテレビ出演。

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