エンディングノートとは、
自分が望む最期を迎えられるよう 希望や伝えたいことを記録するノートです。
法的効力はありませんが、家族が困らないための“道しるべ”としてとても役立ちます。
本記事は、いつかの時の備えを考えている方やそのご家族に向けて、市川市で必要になる手続きや費用の見通し、エンディングノートの書き方を市川市の葬儀会社藤井祭典がまとめました。
読むことで流れの全体像がつかめ、実際の場面での判断材料が整います。
まずは希望と費用の上限を一行だけ書くところからで十分です。小さな準備が負担を軽くします。
著者|室井
藤井祭典
市川市の方々と共に50年。“小さな葬儀社だからこそ、小さなところまで気づける”運営を続けています。
専門知識と経験をいかし、市川市を中心に、葬儀に役立つ情報をわかりやすく発信します。
終活の制度・費用・手続きのつまずきやすい所を、実例を交えてていねいにお伝えします。
安心の土台づくり
まずは相談できる体制を整えることが重要です。
ご本人はもちろん、ご家族の想いをむりのない範囲で記録し、共有しておくと判断がしやすくなります。連絡先と保管場所を決めておけば、もしもの時にも慌てずに済みます。
「何から始めればよいか分からない」とご不安に思われる方が多くいます。ご心配なことがあれば、まずは藤井祭典にご相談ください。
必要な情報を一枚にまとめ、家族で保管場所を共有しておきましょう。
なぜいま準備が大切か
高齢化や看取りの増加により、いつ備えても早すぎることはありません。
市川市では、ご葬儀やその後に関するご希望についても、早めに希望の形や費用の上限を決めておくことで、ご家族の負担を軽くできます。
書類や連絡先が整っていると、自治体の手続きや申請も落ち着いて進められるようになります。
今日からできること
- 連絡先一覧を1枚にまとめる(親族・かかりつけの病院・葬儀社・職場など)
- 遺影の候補をひとつ決める(写真の保管場所をメモ)
- エンディングノートに「希望するお別れの形」と「費用の上限」を一行で記す
内容を決めた後も、見直しを年1回行うと、混乱が少なくなります。
判断が難しい場合は、藤井祭典にご相談いただければ、ご意向や状況をお聞きの上、最適なご葬儀の内容をご提案します。日程や費用の目安も、その場で整理できます。
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エンディングノートの書き方
エンディングノートとは、
自分が望む最期を迎えられるよう 希望や伝えたいことを記録するノートです。
法的効力はありませんが、家族が困らないための“道しるべ”としてとても役立ちます。
初めて書くときは、すべてを埋める必要はありません。
まずは、次の3つだけを簡単にまとめることから始めてください。
- 費用の上限(「上限◯万円」だけでも十分)
- 連絡先(親族・葬儀社・かかりつけの病院 など)
- 葬儀の希望(規模・宗教の有無・斎場の希望・喪主・会葬の範囲・音楽や装飾)
基本情報をまとめる
まずは、自分と周囲の情報を書き留めておくところから始めます。
緊急時に「どこへ連絡すればよいか」がわかるだけで、対応が落ち着きます。
お身体のことを整理する
持病やお薬、かかりつけの病院、介護サービスなどを記しておくと、
万一のときにもスムーズに対応してもらえます。
個人情報と契約を把握する
身の回りの証明書やデジタル契約を一覧にしておくと、手続きの手間が減ります。
特にスマートフォンやネット上の情報は、残された方が確認しづらい部分です。
財産と負債を整理する
預金・保険・不動産などを一覧にすると、相続や手続きが円滑になります。
「どこに何があるか」だけでも書いておくと、ご家族の負担が大きく減ります。
葬儀と埋葬の希望をまとめる
ご葬儀やお墓について、ご自身の想いを書き残しておくことで、
ご家族が迷わず準備を進められます。難しく考えず、「こうできたらいいな」という気持ちを書いてみましょう。
よくある質問
遺言書とエンディングノートはどう違いますか?
遺言書は財産の分け方を法的に示す文書です。エンディングノートは希望や情報を共有する記録で、法的効力はありません。どちらも大切ですが、まずは気持ちを整理するところから始めましょう。
口座の整理と保管
まずは金融機関名・店名・口座番号を一覧にし、通帳と印鑑の保管場所をメモしておきましょう。
使っていない口座は整理し、一覧には更新日を記しておくと手続きの際に安心です。
問い合わせ後の手続きはどう進みますか?
まずはご搬送と安置(お亡くなりになった方を火葬の日まで安静にさせること)の手配から始まります。
その後、日程の調整・お見積りのご提示・ご家族の了承を経て、死亡届や火葬の予約、宗教者の手配などを順に行います。
市川市の葬祭費補助金(葬祭費助成制度)についてもご案内できます。
ご不明な点があれば、どんなことでも安心してご相談ください。
藤井祭典での事例
藤井祭典八幡斎場での家族葬
市内の病院でお亡くなりになられた70代の男性の一日葬を、藤井祭典が一貫してお手伝いしました。
藤井祭典八幡斎場を一日利用し、通夜を省き、告別式のみで静かにお見送りしました。
祭壇は遺影と生花を中心に整え、穏やかな雰囲気の中でお別れの時間を過ごされました。
参列はご親族を中心に行い、ご家族のご負担をできるだけ少なくできるよう配慮しました。
会食では親族の方々が故人さまを囲み、思い出のスライドを上映して在りし日の姿を偲びました。
葬儀後の手続きや火葬までの流れも丁寧にご案内し、安心して進めていただけるようお手伝いしました。
藤井祭典八幡斎場での一日葬
市内の老人ホームでお亡くなりになられた80代の女性の一日葬を、藤井祭典が一貫してお手伝いしました。
ご家族は遠方から集まられる方が多く、移動の負担を少なくしたいとのご意向でした。
午前中に告別式を行い、午後に火葬へと進む流れで、短い時間の中でも穏やかにお見送りいただけるよう整えました。
式では、生前お好きだった合唱の録音を流し、故人さまらしい温かな雰囲気に包まれました。
式後は、火葬や役所手続きなどの流れを丁寧にご案内し、ご家族が落ち着いて進められるよう支えました。
まとめ
エンディングノートは、書き方に正解があるものではありません。
思い出したことや大切にしたいことを、少しずつ書き留めていくだけでも十分です。
「何から始めればいいのか分からない」という方も、まずは一行だけ記してみてください。
その小さな一歩が、ご家族にとって大きな安心につながります。
監修者|高橋 亮

株式会社ディライト 代表取締役
高橋 亮
葬儀業界専門の集客支援や人材サービスを手がける株式会社ディライト代表。葬儀・供養分野に特化したWebサービス「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」などを運営し、業界のデジタル化を推進している。
著書『後悔しない葬儀とお墓選び』(クロスメディア・パブリッシング)はAmazon冠婚葬祭部門で1位を獲得。
2025年8月26日にはフジテレビ『サン!シャイン』にてコメンテーターとしてテレビ出演。

