市川市で喪中の年末年始を迎えた時、「初詣は行ってよいのか」「正月飾りは出すべきか」と迷う方は多くいらっしゃいます。気持ちが落ち着かない時期に、行事の判断が重なると負担が増えがちです。
本記事では、喪中・忌中の捉え方を整理しながら、お賽銭・初詣・正月飾りをどう考えるべきかをまとめました。「祝い」と「祈り」を分け、短時間・控えめを意識すれば、故人様を想いつつ、お正月を迎えていただけます。
著者|藤井 丈
藤井祭典
祖父が創業した市川市の葬儀社「藤井祭典」で、私・丈は三代目として、“小さな葬儀社だからこそ、小さなところまで気づける”運営を続けています。
その専門知識と経験をいかし、市川市を中心に、葬儀に役立つ情報をわかりやすく発信しています。
喪中の年末年始が迷いやすい理由
喪中は、身内を亡くしたあとに「祝いごとを控える」意識が強まりやすい期間です。一方で、年末年始は行事が多く、親族の考え方も分かれやすいため、「どこまでならよいのか」が曖昧になりやすい時期でもあります。
- 親族ごとに「控える範囲」の感覚が違う
- 神社と寺で考え方や作法が違う
- 混雑や移動が負担になりやすい
- 気持ちが揺れて、判断に自信が持てない
まず整理したい「喪中」と「忌中」
喪中と忌中は、同じ意味ではありません。混ざると判断が難しくなるため、まずは違いを分けて考えると楽になります。目安はありますが、宗教や地域、家の考え方で変わるため、無理に一つに決める必要はありません。
| 区分 | 捉え方 | 目安として語られやすい期間 | 行事で迷ったときの寄せ方 |
|---|---|---|---|
| 喪中 | 祝いごとを控える期間 | 一年ほど | 派手な集まりや祝いの色を避ける |
| 忌中 | 亡くなって間もない慎みの期間 | 四十九日・五十日ほどが目安として語られることが多い | 無理な外出を減らし、静かに過ごす |
迷いが強い場合は、「今は喪中か」「忌中にあたるか」を家族内で確認し、意見が割れるときは、より控えめな方へ寄せると角が立ちにくくなります。
喪中の初詣は行ってよい?判断の軸
初詣は「必ず行くもの」ではありません。喪中で迷うときは、祝いの場にするのか、祈りとして短時間で行うのかを分けて考えると判断しやすくなります。親族への説明をするさいも「祈りとして手を合わせるだけ」と伝える方が通りやすいことがあります。
| 迷いやすい点 | 判断の軸 | 選びやすい対応 |
|---|---|---|
| 行くべきか迷う | 気持ちと体調 | 無理なら自宅で手を合わせる |
| 神社がよいか迷う | 忌中かどうか | 迷うなら忌中が明けてから/寺で合掌にする |
| 親族の考えが違う | 祝いと祈りの区別 | 派手さを避け、参拝のみで終える |
神社の基本作法(できる範囲で)
喪中は「丁寧に、短く」で充分です。
- 賽銭箱の前で軽く一礼します
- お賽銭を静かに入れます
- 二礼二拍手一礼で拝礼します
- 最後に一礼して退出します
寺は拍手をせず、合掌が基本
寺では拍手はせず、合掌が基本です。分からないときは、周囲の流れを見て合わせれば問題になりにくいです。
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喪中の正月飾りは控えるのが一般的
喪中はお祝い事を慎み、故人を偲んで静かに過ごす期間とされているため、以下のような神道の習慣に基づく正月飾りは一般的に控えます。 神道の忌明けとなる五十日以降は飾っても問題ないという意見もありますが、実際には行わないのが一般的です。
- しめ飾り
- 門松
- 鏡餅
正月飾りの片づけ方
もしお家の中などで正月飾りを出した場合。役目を終えた正月飾りは、寺社でおたき上げ(焼納)に出す方法があります。難しい場合は、市川市の分別の決まりに沿って処分しても問題ありません。迷ったときは、まず「素材」を見て分けると整理しやすくなります。
おたき上げに出す前の確認
- 受け付ける品(しめ飾り・門松・お札など)
- 金属や飾りの部品を外す必要があるか
- 受け付ける日時と混みやすい時間
市川市の分別で処分するときの手順
- 針金・留め具など外せる部品を外します
- 紙・木・布など、素材ごとに分けます
- 外した部品は、市川市の分別に合わせて処分します
- 大きさがある場合は、粗大ごみの対象か確認します
年末年始は収集日が通常と変わることがあります。片づけを急ぎすぎず、落ち着ける日に回すのも一つの方法です。
鏡餅は食品のため、おたき上げを受け付けない場合があります。食べられる状態なら鏡開きでいただき、難しければ無理をせず処分してください。
喪中の年末年始を楽にする確認表
「全部を完璧に」は負担が増えます。次の確認表で、必要なところだけ決めておくと落ち着きます。
| 項目 | 決めておくこと | 迷ったときの寄せ方 |
|---|---|---|
| 初詣 | 行く/行かない、行くなら日時 | 混雑を避け、短時間で手を合わせる |
| 参拝先 | 神社/寺/自宅 | 忌中で迷うなら寺か自宅にする |
| お賽銭 | 小銭を用意するか | 金額より、静かに納める所作を優先 |
| 正月飾り | 出す範囲(玄関内だけ等) | 小ぶりにし、無理のない範囲にする |
よくある質問
喪中のお賽銭はいくらがよい?
お賽銭に決まった額はありません。少額でも気持ちは伝わります。
喪中でも初詣に行けますか?
喪中でも、祈りとして短時間で参拝する考え方はあります。ただし忌中は、神社参拝を控える考え方もあるため、迷う場合は時期をずらす、寺で合掌にする、自宅で手を合わせるなど、負担が少ない形を選ぶと安心です。
正月飾りは出さない方がよい?
喪中はお祝い事を慎み、故人を偲んで静かに過ごす期間とされているため、以下のような神道の習慣に基づく正月飾りは一般的に控えます。 集合住宅では共用部分の決まりもあるため、玄関内で小さく飾る形にすることも選択肢の一つです。
まとめ
市川市で喪中の年末年始を迎えるときは、「祝い」と「祈り」を分け、短時間・控えめ・安全優先に寄せると判断しやすくなります。お賽銭は金額より所作を丁寧に、初詣は無理をせず、正月飾りは飾らないことが一般的です。
迷いが強い場合は、家族内で「忌中かどうか」を確認し、意見が割れるときは控えめな方へ寄せると角が立ちにくいです。心と体が落ち着く形を選ぶことが、いちばん大切です。
監修者|高橋 亮

株式会社ディライト 代表取締役
高橋 亮
葬儀業界専門の集客支援や人材サービスを手がける株式会社ディライト代表。葬儀・供養分野に特化したWebサービス「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」などを運営し、業界のデジタル化を推進している。
著書『後悔しない葬儀とお墓選び』(クロスメディア・パブリッシング)はAmazon冠婚葬祭部門で1位を獲得。
2025年8月26日にはフジテレビ『サン!シャイン』にてコメンテーターとしてテレビ出演。

