葬儀の日程を決める際、「友引は避けるべき?」「仏滅でも大丈夫?」など、六曜を気にする方は少なくありません。特に市川市では、友引の日に火葬ができないため、日程調整に悩むケースが多く見られます。
しかし、六曜は仏教とは関係のない、古くからの「慣習」の一つです。そして、友引に火葬ができないのは、宗教的な理由ではなく、多くの火葬場が休場日としているからに他なりません。本記事では、六曜の本来の意味と、市川市で後悔のない葬儀日程を組むための現実的な考え方を解説します。
著者|中野
藤井祭典
市川市で50年、地域の皆さまに寄り添ってきました。 “小さな葬儀社だからこそ、小さなところまで気づける”運営を続けています。
その現場感のある知見をもとに、市川市を中心とした葬儀に関する情報をを分かりやすくお伝えします。
六曜とは?成り立ちとそれぞれの意味
六曜(ろくよう)は、中国から伝わったとされる暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶)の一つです。もともとは時刻の吉凶を占うものでしたが、次第にその日の吉凶を示すものとして民間に広まりました。仏教の教えとは直接関係がなく、あくまで現代にも残る風習の一つと捉えるのが適切です。
| 六曜 | 本来の意味と葬儀での捉え方 |
| 先勝 (せんしょう/さきがち) | 「先んずれば即ち勝つ」。午前は吉、午後は凶とされる日。急ぐことが良いとされます。 |
| 友引 (ともびき) | 本来は「共引き」と書き、勝負がつかない引き分けの日という意味。朝晩は吉、昼は凶とされます。「友を引く」という連想から葬儀を避ける風習が生まれましたが、宗教的な根拠はありません。 |
| 先負 (せんぶ/さきまけ) | 「先んずれば即ち負ける」。午前は凶、午後は吉とされる日。何事も控えめにするのが良いとされます。 |
| 仏滅 (ぶつめつ) | もとは「物滅」と書き、「物が滅び、新たに物事が始まる日」という意味。「仏も滅するような大凶日」という解釈は後付けです。 |
| 大安 (たいあん) | 「大いに安し」。何事においても吉とされる日。 |
| 赤口 (しゃっこう/しゃっく) | 午の刻(午前11時頃~午後1時頃)のみ吉で、それ以外は凶とされる日。特に火や刃物に注意すべき日とされます。 |
なぜ友引に葬儀(火葬)ができないのか?
友引に葬儀を避ける風習が広まった結果、多くの火葬場が友引を休場日として定めるようになりました。つまり、「友を引くから」という宗教的・迷信的な理由で火葬ができないのではなく、「火葬場が休みだから」という物理的な理由で火葬ができないのです。
市川市斎場も、友引の日を火葬業務の休場日としています。
- 火葬場:友引の日、および1月1日~3日は休場
- 式場(お通夜・告別式):友引の日でも利用可能(1月1日~3日は休場)
このため、市川市では六曜を気にしない方であっても、火葬日が友引にあたる場合は、日程を前後にずらす必要が出てきます。これが「葬儀日程は六曜に影響される」と言われる一番の理由です。
友引でも火葬できる地域はあるが…
一部の地域には、友引でも稼働している火葬場が存在します。しかし、市川市から遠方の火葬場を利用する場合、ご遺体の搬送費用やご家族・参列者の移動負担が大きくなるというデメリットが生じます。
特別な事情がない限りは、慣れ親しんだ地域の最寄り火葬場である市川市斎場を利用するメリットの方が大きいと言えるでしょう。そのため、市川市で葬儀を行う際は「友引の日は火葬ができない」という前提で日程を考えるのが現実的です。
後悔しない葬儀日程の決め方
六曜という風習と、火葬場の休場という現実。この二つを踏まえ、納得のいく日程を決めるためにはどうすればよいのでしょうか。
ご家族・ご親族の意向を確認する まずは「六曜をどの程度気にするか」をご家族ですり合わせましょう。
「友引だけは避けたい」「特に気にしない」など、考え方は様々です。
正解はありませんので、皆様が納得できる範囲を確認することが大切です。 火葬日を最優先で考える 葬儀日程は、火葬場の空き状況に大きく左右されます。
特に友引の翌日は予約が集中しやすいため、早めに葬儀社に相談し、火葬の予約枠を確保することが最優先となります。
専門家である葬儀社に相談する ご逝去後、限られた時間の中で日程を調整するのは大変なことです。
藤井祭典では、市川市斎場の予約状況を熟知したスタッフが、ご家族のご意向を伺いながら、最適な日程をご提案します。六曜に関するご不安も、どうぞお気軽にご相談ください。
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後悔しない葬儀日程の決め方
葬儀日程に影響を与える六曜ですが、その背景には「友引に火葬場が休業する」という物理的な理由があります。六曜の本来の意味を理解し、風習としてどこまで取り入れるかをご家族で話し合ったうえで、火葬場の空き状況という現実的な制約とすり合わせていくことが重要です。
現代においても、六曜は葬儀日程を決める上での一つの判断材料です。しかし、それに囚われすぎず、故人様をしっかりとお見送りできる日程を選ぶことが、何よりも大切なことと言えるでしょう。
まとめ
葬儀日程に影響を与える六曜ですが、その背景には「友引に火葬場が休業する」という物理的な理由があります。六曜の本来の意味を理解し、風習としてどこまで取り入れるかをご家族で話し合ったうえで、火葬場の空き状況という現実的な制約とすり合わせていくことが重要です。
現代においても、六曜は葬儀日程を決める上での一つの判断材料です。しかし、それに囚われすぎず、故人様をしっかりとお見送りできる日程を選ぶことが、何よりも大切なことと言えるでしょう。
監修者|高橋 亮

株式会社ディライト 代表取締役
高橋 亮
葬儀業界専門の集客支援や人材サービスを手がける株式会社ディライト代表。葬儀・供養分野に特化したWebサービス「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」などを運営し、業界のデジタル化を推進している。
著書『後悔しない葬儀とお墓選び』(クロスメディア・パブリッシング)はAmazon冠婚葬祭部門で1位を獲得。
2025年8月26日にはフジテレビ『サン!シャイン』にてコメンテーターとしてテレビ出演。

